不穏の理由

あまりにも不穏な状態が続く利用者様がいました。
職員にその理由を訴えたいようでした。
でも、職員が多忙だからか、我慢されているようでした。
しかし、私が一寸手が空いた瞬間に利用者様の方から私に近づいてきました。

ユマニチュードの技法

・見つめる
・話しかける
・触れる
・立つ(私は一人でユマニチュードを実践しているので、職場では実行せず)

を使って話しかけました。

すぐに不穏の理由を語り始めました。
それは、過去のあるでき事が孤独感をかきたてているのでした。
最近の出来事なのに、しっかりと覚えていました。
孤独を切々と語られていたときの鈍色(にびいろ)の瞳が忘れられないのです。
何度も口にされたのが

「淋しくて仕方がないんだ。」

ただ聞くことしかできなかった、3年前の夏の終わり。

 

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