NHKスペシャル「認知症の第一人者が認知症になった」
”認知症医療の第一人者”というよりも、認知症の早期診断を可能にした”「長谷川式スケール(長谷川式簡易知能評価スケール)」の開発者”の方がわかりやすいだろう。
”君自身が認知症になって初めて君の研究は完成する″
かつての先輩医師の言葉を胸に刻み続けていた。
認知症であることを2年前に長谷川和夫さんは公表した。
その500日を記録したNHKスペシャルを試聴した。
研究の転機はある認知症患者が五線紙に書いた言葉だ。
「僕の心の高鳴りはどこへ行ってしまったんだろうか。」
「確かさ」が少なくなっていくのを自覚してゆく日々。
認知症になった長谷川さんは言った。
「こんなに大変だとは思わなかった。」
しかし、「認知症になっても見える景色は変わらない。」とも。
長年働くデイサービスには、認知症の方がいる。
家族には、数年前から脳血管性認知症を患う者がいる。
長谷川さんが語る想いに響かないわけがない。
ご興味がある方は、ぜひ再放送を。