コロナでもできる創作アクティビティ5選
新型コロナウィルス感染症対策により、介護施設ではアクティビティに苦悩していませんか?
お食事や入浴等のケアのみにすべき、いえ、こんなときこそ、アクティビティケアを、、、
そんなこんなで揺れたり、もう揺れ終わったり、といったところでしょうか。
感染症対策には塗り絵が最適のように思えますが、色鉛筆を利用者様お一人につき1セットをご用意するのはなかなか難しいです。
そこで、新型コロナウィルス感染症対策に適した創作アクティビティについて考察しました。
今回は「なるべく道具や材料を複数で触らない」という点から考察いたしました。
大変な時期ですので、スタッフの負担軽減も考慮しました。
「コロナでもできるアクティビティ5選」として、考察結果をご紹介いたします。
①スクラッチアート
ダイソーでも販売されています。
黒いスクラッチ面を削って完成させるイラストです。
削るといろんな色が浮かび上がるので、削る楽しみや完成させる楽しみでワクワクします。
ダイソーの商品は4枚セットです。いろんな種類があります。すでに白い線が印刷されているので、その線を削ってイラストを完成させます。
削るペンは1本付属されています。ペンは捨てずにとっておくと良いでしょう。このペンでなくても、竹串でも削れます。
この付属のペンとは別に、「スクラッチアート専用ペン」という万年筆のような形のペンも修正液とセットで販売されています。1本110円です。竹串で代用できるので買わなくても大丈夫だと思われます。ただし、竹串をお使いになる場合はより見守りを強化された方がいいですね。
(左から、付属ペン、竹串、別売りペン、別売りペン付属の修正液)
スクラッチアートは認知症予防にも効果があるようですよ。
②折り紙
折り紙は、お一人づつお渡しできるので、感染症対策に向いています。
スタッフがサポートをされる場合は、石けんでの手洗い(+手指消毒)をされてからサポートしてくださいね。
アクティビティを行う前は、利用者様もスタッフも石けんで手洗い(できれば手指消毒も)をしてからが良いと思われます。
③絵手紙
絵の具はスタッフがご希望に添ってパレットに出して差し上げれば、いろんな方が絵の具を触らなくて済みます。
筆は利用者様間で使い回すことがないので、感染症対策に向いています。
絵の得意な方に筆ペンで下絵を描いていただいて画用紙にコピーをし、塗り絵のようにご提供してもいいですね。
機種にもよりますが、画用紙へのコピーは手差しコピーで対応できます。
④アクリルたわし制作
編み物は、どのたかが少し編んでやめて別の方が続きをなさるということをされている施設があるかと思われます。アクリルたわし制作なら、ごく短時間でできるのでお一人で完成させることができます。
もったいないのですが、編む分の毛糸をあらかじめカットしておくのもいいですね。足りなくなったら、その分だけまたご用意すれば大丈夫だと思います。利用者様が上手くつないで完成させてくださいます。
⑤プランティングフラワー
材料も道具も利用者様毎にお渡しするタイプのフラワーアートなので、感染症対策に向いています。
「レクの達人 Vol.16」(※追記:「月刊DAY」の姉妹誌、現在廃刊)に作り方が掲載されておりますので、お持ちの方はこの機会にチャレンジしてくださいね。残念ながら、「レクの達人 Vol.16」は売り切れです。
これを読んでくださっている方々は、この有事のご対応に追われていることでしょう。
利用者様のために奮闘なさっていることでしょう。
大変お疲れ様です。どうかお体をご自愛ください。
早い収束を願いつつ。
※感染が完全に防げるということではありません。