認知症ケアの技法「ユマニチュード」をご存知ですか?

「見つめる」「話しかける」「触れる」「立つ」

認知症ケアの技法、フランス発の「ユマニチュード」の4つの柱です。
この入門書『ユマニチュード入門』を上司のすすめで3年前に読みました。
この本の帯によると、
『攻撃的になったり、徘徊するお年寄りを“こちらの世界”に戻す様子を指して「魔法のような」とも称されます。』と。
しかし、これは明らかに技法である、メソッドである、と思える1冊です。

「見つめる」「話しかける」「触れる」「立つ」
これらについては、実践されていらっしゃるワーカー、ナースは多いことでしょう。
ただ、これらを包括して…となると、なかなか実践できていないのではないでしょうか。
そして、「見つめている」つもり、「話しかけている」つもり…等に陥ってはいないでしょうか。

 

介護施設は多忙です。
従って、ご利用者様おひとりおひとりに最適なケアを全員にご提供を…となると困難を極めます。
それらは、施設ごとに対策を講じることのできる類ではないことが現実でしょう。

そういうわけで、この業界は「理想」と「現実」を一致させることが難しいのかもしれません。
その一方で、「理想」を「現実」に近づけることに取り組みやすい側面も秘めております。

この技法は、ADL(日常生活動作)の向上、周辺症状(介護拒否等)の改善、ケア時間の短縮…も見込める可能性を秘めているかもしれません。
その取り組みの一助となるのが、この本かもしれません。

ただ、4つ目の柱である「立つ」については、あらゆる面において社会全体の共通認識の確立が必要でしょう。

ユマニチュードについては、NHKの「クローズアップ現代」という番組を視聴して知りました。
(NHKのオンライントップページはこちら →  「ニュース/報道」→「クローズアップ現代」→「これまでの放送」「2014.2.5」放送)
この放送直後のワーカーとナースによるプランティングフラワー®の勉強会では、この技法についてが話題に上りました。
介護従事者である私たちは、この技法に感銘を受けたのです。

ユマニチュードの哲学は、『あなたは人間』で『そこに存在している』と伝えることです。

主に介護施設の高齢者のためのエコなフラワー・プランティングフラワー®作品のミニバラのリース。かわいらしいこの作品は仕上がりに大満足されます。

プランティングフラワー®作品・ミニバラのリース

 

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